- 自分自身を探すこと
仲間の3人は、毎年恒例としている1泊研修を行っている。 先日も北部の方で楽しく語り合ってきた。これまで敷かれた道を歩んできたことを思う時、誰でも一生のうち他人に迷惑をかけたり、粗相もあるでしょう。『同じ思いを感じ合う仲間』がいるから強くなれるように思います。
志を同じくする人との出会いは、貴重と思います。『同志』とは 『おなじこころざし』と書く。同じ志を持つ友人は仲間のことと思います。
人は誰でも強い心の絆で結ばれた人間関係を持ちたいものではないだろうか。ひとりぼっちは寂しいもので、温かいごはんを 一緒に食べる相手がほしい。楽しい話をしたり、笑ったり困った時には励ましあえるたくさんの友人がほしい。そして、表面的なつきあいだけではない深い関わりを持てる人がほしいものです。
あなたも人生の『同志』と呼べる人と出会いたいとお思いでしょう。しかし、もっとあなた自身に、こころざしがなかったら 『同志』と出会うことは不可能ではないでしょうか。別のこころざし、違うこころざしを持つ人と、出会うことも同じことだと 思います。こころざし自体が『ない』わけですから・・・ これでは寂しい『本当の自分』を求めてさまよい『自分を見つめる人』が増えてきたのも現代人の孤独や寂しさの表れかも知れません。
昔はよかれあしかれ、逃げられない深い人間関係があったものです。ところが現代は、イヤなら会社もやめることもできるし 結婚をやめてしまう人もたくさんおります。親世代・子世代の同居も減り、表面的なつきあいだけですませようと思えば、すさんでしまう。けれども全ての人間関係が表面的になってしまったら人間は孤独で耐えられないのではないでしょうか。めんどうな 人とは、軽くつきあうことにしてもよいが、それでは誰と深く つきあうのか。これを自分で探さなければならない。そんな出会いを求めようと思ったら、先ず自分自身を探さなければならない。なぜなら、自分自身が表面的にしか生きていなかったからで 表面的な出会いしかない。他人に気に入られようと、他人に左右されていたのでは心から出会えない。自分でこころざしを持ってこそ、お互いがお互いの心をつかむことができる同志と出会えるのではないでしょうか。自分のことをはっきりいわない、自分の考えを持たないことが、他人と仲良くするコツだと思っている 人は、大きな間違いではないでしょうか。他人と心を同じくする為にはまず、自分の心をしっかり形づくってからこそと思うし それこそ心と心で通じあえるのではないでしょうか。私はそのように思います。皆さんの思いはどうでしょうか。
- 『健康に生きる』心と体が喜ぶ日々の暮らし方
~1日に1度は好きな時をつくろう~
「仕事、仕事の毎日で楽しいことなどない」そう感じる人は少なくないと思います。宮仕えは苦労が多いし、毎日の仕事の惑乱に悩まされ、さらに煩雑な人間関係がついて回っています。一日の仕事から解放される夜、平日の仕事が一段落する週末、どちらも 気分は相当にめいっている人が普通であると思います。楽しむどころではないというわけです。「楽しめないから、めいるから」といっそう楽しみを見出せなくなるという悪循環になります。しかし、誰にだって「これが好き」「これをやっていると楽しい」と いうものがあるはずです。1日の終わり1週間の終わりには、好きなことをして楽しみたい。ゴルフ・読書(コミックでもいい) 観葉植物の手入れなど、自分なりに好きなことをリストアップして、スケジュールに加えたらどうでしょうか。
大好きなことをするだけで、毎日のリフレッシュ感がまるで違ってくると思います。ほのぼのとした気分にひたされる時間をつくりましょう。心にゆとりを持つことも体が喜ぶ健康づくりです。
【すべての人に健康と福祉を】
わたしたち南城市健康づくり推進員連絡協議会は現在、南城市の社会福祉協議会、青年会、商工会 JAおきなわ、琉球大学、南城市区長会、市外協力団体など、今後の活動拡大を目指し、堅固な意志で組織づくりをしているところです。
つきしろ自治会広報誌の健康ニュースに毎月掲載し、つきしろの皆さんに愛読されている筆者の琉大 教授の崎間先生が中心になり『すべての人に健康と福祉を』と大きな展望で運営活動の骨子を組み立てているところであります。
この骨子の中に、崎間先生はSDGsを組み入れみんなの健康づくりにSDGsを幅広く汎用していきたいと言われております。最近よく『SDGs』という用語を耳にします。今回は私が勉強した範囲で理解できていることを書当したいと思います。
SDGsエスディージーズ(持続可能な開発目標)とは2015年の国連サミットが掲げたもので世界を良くするために17の目標からなる17色の色鮮やかな輪っかのロゴやそれをかたどったバッチを 見たことがある人もいると思います。
制定から5年過ぎた2021年になって社会的 認知度も高まってきております。2021年7月に 開幕された東京五輪でも『持続可能性』をメインコンセプトの一つとしてSDGsの推進をしている。
SDGsの17個ある目標の3番目に『すべての 人に健康と福祉を』があります。1番目が『貧困をなくそう』2番目が『飢餓をなくそう』であるので 先進国の我が国に於いては健康と福祉は実質1番目の目標ともいえるのではないでしょうか。
アントニオ猪木の有名な言葉に『元気があればなんでもできる。』があります。古代ローマの詩人ユウェナリスは『健全なる精神は健全なる肉体に宿る』の 詩を残しました。健康でなければ何もできないということでもないが、健康で元気でいることがさまざまな行動や気持ちの持ち方になり、強く影響することは 皆さんもお分かりと思います。健康で元気な体でいるためには運動が重要です。持久的な運動量が多いほど、また持久的体力がないほど死亡率や心疾患などのメタボリックシンドローム関連疾患の罹患率が下がることを示す疫学研究は非常に多いといいます。
~ 次回へつづく ~