報告【カルチャーカフェ2022】Vol.4 防災キャンプ

2月4日(土)〜5日(日)に公民館で開催しました。

防災について講話を聞き、

① 市役所から貸出ししてもらった南城市の避難所で実際に使われているテントを自力で張ってみる。

② 公民館外広場で実際に、木や枯れ葉、新聞紙などで火起こしして炊飯炊事をしてみる。

③ 自分たちで張ったテントで1泊してみる。

の3つの体験を区民が協力して行いながら、いざというときの備え、災害時の助け合いとは?継続できる地域の防災活動を、災害プラットフォーム代表 宮平未来さんを講師にお招きして学びました。

1月の公民館だよりと一緒に配布された防災キャンプちらしの持ち物のところには、「災害時に何が必要か?テントで1泊することを踏まえて持ち物を各家庭よく考えてもってくる」とあえてこれを持ってきてくださいと明示しませんでした。宮平講師からのアドヴァイスで、

「自己完結」= 自分は何があれば大丈夫なのか? 日々の暮らしの中で考えてみること、季節がかわれば災害時に避難生活に必要なものも変わってくることを含めて考えておくことが大切とのことです。

災害時にいったん自宅から避難所へ避難したら、

「あ!忘れものした。」となかなか帰ることはできません。

日ごろからどんなものが必要なのかを日々の暮らしの中で考えて、実際に防災行事に参加することで、「これも必要だった」「思ったよりこれは使わないんだ」などの気づきが災害時に生きてくるそうです。

赤ちゃんや小さい子のおうちは、おむつやミルク、安心できるぬいぐるみなどのグッズ、持病を持っている方は常備薬、寒がりの方、暑がりの方では必要なものが変わってきます。ペットと一緒に避難する方はどうするの?ご自宅の避難バック中身を、自分たちの必要なものなのか?何をプラスすればいいのか?もう一度点検してみて下さい^_^

大雨による新里ビラの道路の陥没や土砂災害、大里付近での道路水没など陸の道路の寸断、悪天候で空と海の航路が断たれると、なかなか物資が届かないことが予想され、災害時には3日間自分たちでなんとかなる想定をして準備するのがまずは第1歩とのことでした。

今回は就学前のお子さんたちから、元気いっぱい小学生、ここぞという時は力を発揮してくれる中学生、大人たち、大事な家族の一員のペットくんも一緒に防災キャンプ体験しました。

テントを張る事・泊る事、火を見ることもなかなか機会がない中、

火起こしして自分たちのごはんをつくる、こどもたちは楽しみながらたくさんお手伝いしくれて、いろいろな経験をしていたと思います。防災が大変そうな防災になる前に、日常が防災につながっていること、日常を防災に結びつけていくことが分かってきたように思えました。

当日は夜の間に雨も降ったり、冬のテント泊は過酷なようですが、経験は宝です。参加者の方たちからは、「せっかくだからあえて屋外でテント泊してみたい」との声もあり、講師からは、「天候が悪い時こそ防災日和」とアドヴァイスをもらい、かぜなどひかないように開催側は少し懸念もありましたが、実際の避難所の過酷さも想像しながら無理ないように実施しました。

災害を経験する前に、防災を日常にすることができれば、自助公助のバランスが保つことができ、助け合いの防災キャンプを目指すことができるのではと思いました。

防災キャンプ後にトルコシリアでの地震災害のニュースがありました。実際の災害はこわいですが、恐れるのではなく、備えることを意識して暮らす事の大切さを実感しました。

現在つきしろに防災公園が構想されており、数年後にはつきしろ公民館の周辺は防災を兼ね備えた公園ができる予定です。

かまどベンチや貯水タンク、蓄電や防災トイレなどつきしろに必要なものは?区民の方からの意見がでやすい環境が必要があると改めて感じました。是非みなさんのご意見を公民館まで届けてください。

防災キャンプの夜は、こどもたちの司会で「工夫して持ってきたものはなんですか?」と参加者家族のアイデアを聞き合ったり、防災公園には何が必要だと思う?など、プチこども会議もする時間もありました。ご家族でも防災についてお時間の隙間で話してみてください。

追伸

「サバイバルファミリー」という邦画があります。小日向文世さん、深津絵里さん、時任三郎さん、藤原紀香さん、渡辺えりさんが出演しています。休日のひとときにおすすめです^_^

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