健康NEWS 2021年7月 A面 異論の言い合いは、自分のためになる

異論の言い合いは、自分のためになる

反論にこそ『ものはいいよう!』が大事

子どもは、よくこんな喧嘩をするそうである。
「○○君が、おやつをとったよー」
「○○ちゃんが、おもちゃを貸してくれないよー」
と、どちらも言い分はありそうである。
こんな時、仲裁にはいる保育の先生は絶対『裁判官』にはならないそうである。
それはどちらの言い分も平等に聞いてやること、ただそれだけで子供は満足し、どちらからともなく仲直りするそうである。

子供の喧嘩を引き合いに出して恐縮であるが、大人の私達にしてもこれは真理と言えそうである。

人間にはプライドがあり、認められたい欲求がある。認められてこそ相手への思いやりが 芽生えてくるし、己の自信もわいてくる。

子供も大人も、この心理は変わらないと思う。相手の言い分を聞けば、こちらの言い分にも 耳を貸してもらえるからである。
だから人の意見を論破することに至上の喜びを感じている人は、少々軌道修正が必要であると私は思う。
自己主張は大いに結構だが、人の話に耳を傾ければもっと簡単に人の力を借りることができると思う。

今現在、自治体へ自治会から助成事業の申請について役所と自治会が意見の受けとめ方に隔たりがあり、ぎくしゃくした状況にある。
役所は基本市政に順当した受理をしたい。自治会は自治区民の提言のプロジェクトの推進を是非にもと、お互い強固の引き合いになっているが、アクティブな事業になるよう善処の努力をしている。

この事態の場面で「意見の違いはあなたのためになる」とある文学者の話を思い出した。

いかに意見の違いの相手でも、こちらの思いがないわけではない。人間は多面的である。
「短所」という側面も見れば我慢できない行動も「長所」という側面から見える。その人の隠された面が浮き出してくるものである。

ここはひとまず問題の部分に前向きに努力をして長所に向ける心で接してみることにしたい。

かの映画評論家の淀川長治さんが、こんな ことをいっておられた。
「人間は皆、根はいい人ばかりなのだから厄介だと思ってはいけない。自分が相手に愛情を 抱けば相手もそれに応じてくれるものだ」
「人間のタイプは実にバリエーション豊かで ある。同じ人間は一人としていない。だから一人二人意見のくい違いがあっても当然なのである。」
ものはいいようである。

会議の場面には本来、出席者が忌憚(きたん)のない意見を戦わせる場であるが、相手が荒い語調で述べ立てた意見に異論・反論をはさむのはかなり気力がくじける気がする。
結局その場で何もいわず、お互いグチをいうのが多くなりこれでは心に元気はみなぎらないのではないかと思う。
異論・反論があれば堂々とその場でいうのが道理だし、そうしてこそやる気もわいてくるものだと考える。

ただし
「相手の考えはもう通用しないのではないだろうか、今の時代は・・・」
などと、真っ向から
「あんたはダメ!」
とやったのでは、あとが面倒になるし、プライドが傷つけられた相手は感情的になり、口には出さずとも心中
「生意気な」
と怒り、何らかの機会に報復をくわだてる者もいるだろう。

ここはテクニックを使うのが得策である。
ポイントはまず相手を認めその後、反対意見を切り出すことだと思う。
「おっしゃることはごもっともです。ただ今の時代を考えますと、こういうこともあるのではないでしょうか」
これなら相手のメンツも立ち、反対意見を聞こうという心の余裕も生まれると思うのである。
反論にこそ
「ものは言いよう」
が重要ではないだろうか。

ナイトウォーキング開催

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★集合場所・申込受付:南城市役所
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