つきしろPTA新年度のはじまりにあたって
標高153m。沖縄本島南部東側に位置し、朝は久高島から登る太陽が降り注ぎ、頭上に大きく広がる美しい青い空は近く、また美しいエメラルドグリーンの海を眼下にながめることができる 素晴らしい場所が、ここつきしろです。この恵まれた環境の中で、こどもたちはのびのびと生活 することができています。
春は公民館の広場でこいのぼり飾り、初夏には近くの垣花ヒージャーにプチ遠足に行くことも。夏休みは納涼祭のこどもエイサーや朝のラジオ体操に加え、そうめん流しや星空観察など、その年のオリジナルのお楽しみ行事もあります。2020年度から2021年度にかけてコロナでPTA活動も活発にできてはいない状況が続いています。このような中、また人と人との交流ができずに滞ってしまう時が来るかもしれません。その時のために、正確でスピーディーな情報の共有ができるようにと、つきしろPTAメールニュースというシステムの構築を行いました。今後このPTAメールニュースがよい情報共有ツールとなることを願っています。
また、つきしろ区は長年の間、いろいろな方々のご支援やご協力がありながらも、交通事情でまだまだ不便さを感じることもあるのが現状です。スクールバスからNバスへの移行もありました。戸惑うこともあったのが事実だとしても、今も変わらないものがあります。それは朝のバス登校の見守りです。旗持ち当番の保護者だけでなく、毎朝Nバスにこどもたちと一緒に乗車してくださるバスサポーターの皆さま、また毎朝散歩のついでだからと、子どもたちの道路の横断を見守ってくださる方々がいる、あたたかなつきしろの朝の風景です。あたたかく見守ってくださる皆さまに心より感謝申し上げます。
つきしろのこの朝の風景が、こどもたちの成長をそっと見守って、応援してくれているのだなと感じます。そして、これがこどもたちの成長の土台を築き、こどもたちが自分の力で登校し、公共機関のバスを利用することで社会のルールにも触れ『自立心』を育む大きな要素にもなり得ているのかなとも思っています。
また、この見守りを通じて、バス車内で座れない子どもたちがいることを知り座れない子どもがいるのは危険なため、声を出したきたこともあったと思います。数ヶ月前より、より座席が多くなったNバスが導入され、こどもたちは着席して安全な登校ができています。
私たち大人ができることは、こどもたちの未来を守ることです。自分たちの足でしっかりと判断して歩めるようになるまでしっかり見守って行けたらと思い、よりよい PTA活動をしていけたらと思っています。
今後、つきしろは南部道路の延伸などでさらに豊かに発展していく場所で、つきしろの子どもたちがすくすく成長していく未来の姿があります。
これからもこの自然豊かな環境を当たり前と思わずに、いまある姿を大切に守り、未来のつきしろの子どもたちのためにもこの環境を守りながらPTA活動にあたっていきたいと考えています。今後ともみなさまの温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
前年度つきしろPTA会長 安藏志保美 ・ 新年度つきしろPTA会長 下地砂夜香