「してあげようか」ではなく「自主参加」でありたい‼
病室を出て広い廊下に椅子があり、男女高齢者が雑談で賑わっていた。60代ぐらいの女性と70代ぐらいの男性が、嫁さんのことや最近になり息子さん夫婦と同居するということの四方山話を聞いていた。私達は『嫁と姑』という言葉を聞くとまるで『水と油』のように反発しあううものの代名詞のように思いがちで、どんな人間関係でも相手に対する思いやりがあればよい関係をつくることと思います。
話の中で、息子の嫁さんと同居することが決まったこの女性に、この男性はたぶんちょっとからかうようにこんな質問をしていた。「これからお嫁さんと同じ家で暮らすことになるんですね」と話されて、すると女性は笑いながら言っていた。
「あなたの言いたいことはわかりますよ。女同士だから年も違うしおまけにわたしはきつい性格だし、口を出したくなることはたくさんあるとは思いますが、でも息子夫婦は独立しているし、独立したら別の家庭でしょう。仮に同じ家の中にいても、私は他人の家庭の主婦のやることに 文句をつけたり指図したりは絶対にしないと心に決めているし、もちろんこっちは人生の先輩だから、教えてあげられることは山ほどあるでしょうけど、若い時の私がそうだったようにいろいろやってみて失敗することも大切で経験だと思うのでいちいち先回りして口うるさく指導することは絶対にしないようにと思ってる。まぁ、嫁さんのほうからアドバイスや助けを求めてきたときは喜んで答えてあげるつもりですけどね」とあっさりと言っていた。男性は「いやー、脱帽です。つまらないことをきいてすみません」とお互い笑顔でこの場は極めて機嫌よく話を続けていました。このあと雑多な感想や今のコロナ禍で日常生活のやりにくいことなど、この場がだんだんと結構暮らしの中の人間関係の切なる語り合いになっていった。
そういう場合は大方話の題材には世渡りの悩ましさになっていくようである。人はみんな仲間であり、助け合い、協力をしあい、お互いに尽くすことは当たり前のことで、よく「あなたのことを応援してあげるよ。」という人がいて、『応援』という聞こえの良い言葉には、ややもすると「手伝ってあげよう」というような、恩恵を与えた相手にありがたく思わせようという態度の表れの響きに私は感じます。でも私達は上も下もなく同じ目的を共有する仲間たちであると思うし「応援する側」と「応援を受ける側」とで心理的な優劣があるのはおかしいと思いませんか。応援ではなく、同じ行動の仲間としていわゆる『自主参加』ということではないでしょうか、と常に思う。毎日のように役目の中で思うことは、みんな自分たちの道をひたすら歩いていて回りの環境に気が付いていないように思える。自分から近づいて触れ合うことや、この機会をもとうとしない、病になり治療の場にきてみんなが言っていることは、近隣、知り合いが集まり皆さんで「ゆんたく」をしたい。この場所への参加を求めていることがよくわかる。人の生活の中で地域ごとの色模様もさることながら、人の世の現れから成り立っているように人が集まり参加によって、人間社会が作り出され創世されてきた。だから皆が参加をして行っていくことが物事のよりどころではないでしょうか。今回は『賢い姑さん』の雑談を紹介しました。その後の世間話で思ったことはやはり互いに参加できる、支えあいの環境づくりはこれからの地域社会には大切なことであるように四方山話を聞き感じました。
健康に生きる! 心と体が喜ぶ日々の暮らし方
~自分の前向きな思い込みで元気になれる~
仕事は多かれ少なかれストレスをもたらします。好きな仕事をしていても やることなすことをうまくいくことは少ないと思います。まして、あまり好きでもない仕事を気のふさがった気分でこなしている場合はストレスも増す ことになります。
しかし、「ああいやだ、いやだ」と思い続けていく仕事はおもしろいわけはないと思います。実はその「いやだ」という逃避的な考え方が仕事をますますつまらないものにしていることはご存じですか?それより仕事に対し前向きに仕事の中におもしろさを見つけたいものです。
私は、「仕事が楽しいですか?」と聞かれたら、迷わず『楽しい。おもしろい。』と返事をします。現実には、当然わずらわしいこともあります。そんなことをわかった上で楽しいと答えます。気持ちが「つらい」「わずらわしい」に向かえば、つらさ・わずらわしさも増します。自分で気楽にコントロールして思い込みでいいですから「おもしろい」と言ってみて下さい。不思議と逃避思考が消えることがわかります。
健康に生きる。心と体が喜ぶ日々の暮らし方、「自分の前向きな思い込み」で今日も体が喜ぶ毎日でいきましょう。
令和4年度 集団検診
(特定検診・がん検診)
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