健康NEWS 2022年05月 B面 =認知症一人で悩まず地域と共に=

監修:認知症の人と家族の会 長谷川和夫 先生

 

単なる『もの忘れ』と『認知症』は、違います!
食べたメニューを思い出せないのは『もの忘れ』

食べたこと自体を覚えていないのは『認知症』の疑いがあります。

 

『認知症』というと、重い症状ばかり思い浮かべていませんか?じつは、決して重い症状ばかりが『認知症』とは限りません。日常で本人や家族に困ることが増えてきたら『認知症』の可能性もあります。

 

みなさんが、抱えている疑問にお答えします!

Q:どこまでが単なる『もの忘れ』で どこからが『認知症』なの?

A:たしかに『認知症』は、老化による単 なる『もの忘れ』との区別がつきにくい病気です。本人や家族が「年のせいで しょ」と思うような日常の些細な変化が『認知症』のサインかもしれません。見逃さないようにしましょう。
こんなことは、ありませんか?

●「たまに」同じことを言うというより「しょっちゅう」同じことを言ったり聞いたりする。

●「ときどき」探し物をするというより「いつも」探し物をしている。

●人の名前がすぐ出てこないのではなくヒントを言っても思い出せないことがある。

●「食べたメニューを思い出せない」のではなく「食べたこと自体を覚えていない」ことがある。

 

 

 

Q:治療って、できるんですか?相談するメリットはあるの?

A:検査してみたら『認知症』ではなかった というケースもあるので、まずは相談や検査をしてみることが大切です。 現在『認知症』の約半数を占める『アルツハイマー型認知症』には、症状の進行を遅らせる薬があり、早めに服用するほど効果が期待できます。

 

 

 

Q:何科のお医者さんに、どのタイミングで相談したらいいんだろう?

A:精神科・神経内科・心療内科でなくても
普段かかっている近所のお医者さんにも相談できます。
『認知症』は、約2年で軽度から中等度へ進行するという報告もあります。
「認知症かもしれない。でもまさか⁉」
というくらいのうちに、一度相談することをおすすめします。

 

 


気になったら相談だね!

 

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