- (持続可能な開発目標)
=2015年の国連サミットで掲げた、世界を良くするための17の目標からなる=
DGsの17個ある目標の3番目に『すべての人に健康と福祉を』があります。
健康で元気でいることが、行動や気持ちの持ち方に強く影響します。
SDGsの行動目標のロゴ・アイコン
- トレーニングと健康
『健康寿命』とは『健康で活動的にくらせる期間』をいいます。平均寿命が年を追うごとに延長し『人生100年時代』このような言葉をよく聞くようになりました。私達は晩年を豊かに過ごすうえで、運動の実施と体力の増進はきわめて 重要であると思います。多くの研究が運動や死亡率、心疾患などの各疾患のリスクを低下させるだけでなく、認知症の 予防にも効果的であることを示しております。
高齢者においては『生活の質』を高く保つうえで、特に筋力が重要であるということで、実践者が増加をしています。最近では筋肉量を増やすことを『筋肉貯金』と称することも多くなっているそうです。そして厚生労働省の発表する 健康寿命は、国民生活基礎調査では「あなたは現在、健康上の問題で日常生活において何か影響がありますか」という 質問に対する回答に基づいて算出されています。健康寿命以降に寝たきりの期間など誤解されていることが多いとも いいます。又、そうではないという解説もあります。
- コロナフレイル
加齢とともなう筋肉の萎縮をサルコベニア(加齢性筋萎縮症)といいます。また、サルコベニアの原因で、虚弱態に なることをフレイルといいます。認知機能の低下もフレイルの1要素であり、コロナ自粛による外出の減少による活動量の低下が高齢者のフレイルを助長する『コロナフレイル』が、現在社会問題となっております。
また、外出による社会とのつながりは認知機能維持にとっても重要な活動であると思います。
- 子供ロコモ
ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは筋肉、骨、関節、神経などの運動器の障害のために生活活動に支障をきたす状態をいいます。通常は高齢者において生じる問題でありますが、近年では運動不足の子供にも見られることが、指摘されております。片足で立つ、しゃがみこむ、ボールを投げる、などの基本動作のできない子供が急増しており、コロナ 自粛で体を動かす機会がさらに減り、子供達の運動機能の低下の進行が懸念されております。
ゲームやスマートフォンの使用時間が伸びて、前かがみの猫背の姿勢が増えているのも心配です。体をたくみに動かす神経機能は主に小学生くらいまでの間になされるといい、脊柱の椎間板の変性は10代から始まるといわれております。